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設問?. 自由回答
・現状のローカル路線主体の事業者には10〜11メートルボデーは大き過ぎる。中型9メートル仕様で前中廉方式、後軸より前を低床化しパワーユニットの変更を最小限にとどめた低価格の車両の開発も希望する。後部客席への段差は利用者層によって使い分けができると思われる。
・これからのバスは低公害、低床式バスが主体となってくる。特に都市部では環境問題が重視され、低公害バスの導入が課題となってくる。又、地方では今後益々過疎化と高齢化が進みバスの利用者も高齢者が主体となり乗降が大きな負担となっている。しかしながら、現状の低床式バスは車庫出入口の段差、坂道等では問題が多くあり導入に至っていない。今後も道路改良等は難しく、乗降口の改良が主体となる。観光バスに取り入れていつように停車時に車高を下げる方法(乗降も必要)。
・現在、当社においても他事業者同様、非常に厳しい経営状況にあります。「人に優しいバス」や「ノンステップ・バス」については必要なものだと考えます。しかしながら今の構造的不況打開の決定打としては不定しているような気も致します。「都市部」の路線バスと「地方」の路線バスとでは取り巻く社会環境に大きな差があると考えます。地方バス事業者にとっては、山間路線においても取り扱いやすい小型〜中型バスの運用の方が理にかなっており、拡散する人口に対しては便利の良い運行形態を考えていくことの方が急務であると考えます。現在、小型・中型バスにおいても低床タイプのバスの導入も考え、実際に導入もしておりますが、試行的性格が強く満足とはいえません。現在の「ノンステップ・バス」については「都市型」指向が強く感じられます。今後もあらゆる事業者に対して満足いく車両の研究・開発をお願い致します。
・ノンステップ・バスの郊外走行は車高の関係でニーリングでなければ扱跳仕様では不可。A市営バスとしましてもリフトバス・低床バスについて現在資料を取り寄せ研究中です。議会でも強く要望があります。
・乗合バスの現状は自助努力にもすでに限界となり特に地方バスにおいては補助路線がその大半であり、乗車人員も多くはないが、反対に高齢者、弱者(学童等)がその多くを占めている。従って、小型・中型車のノンステップバスの導入又、補助金(活性化補助)の充実が望まれる。
・坂道の多いB市内で低床ノンステップを運行するのは難しいと考える。
・身近な交通手段のはずの乗合バスが乗降口が高いため利用を難しくしているので、ノンステップ・バスの導入を広めようと呼びかけるシンポウムが各地で開かれるようになり、事業所側もリフト車、スロープ車、ワンステップ車と導入し、計画もしていますが、これからはノンステップにスロープをプラスしたバスが主流になると思われる。現在導入している中で利用者が一車あたり、1日2名程度の車椅子での乗車しかみられないのは運行車両が少ないのが一番の原因と思うが、バス停に乗る迄の道路歩道等、町並みの整備も必要と思われる。いずれにしても21世紀には誰もが乗りやすいバスの実現は高齢化社会では不可欠の課題である。
・近年高齢化社会を迎え、人にやさしいバスということでメーカーとしても構造等の面に於いて色々と努力・苦心されておられますが、設問にもありますようにバスと併せて道路、バス停の改良も大きな問題として取り上げる必要を感じます。駅のプラットホーム方式でバス停とバス・ストップのレベルを合わせる等の方法は考えられないか…。
・乗務員の負担が少ないリフトバス等、出来るだけコストがかからない様な車両の開発を望みます。又、乗合事業の取り巻く状況は非常に厳しいため、サービス改善策に対しての補助制度の充実を希望します。
・路線バスは地域密着で親しく利用していただくものと思います。利用者のニーズに出来る限りお答えすべきと考えていますが、民営における経費負担が大きく、経営を圧縮しています。運賃改訂だけでは限界に

 

 

 

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